2009年9月11日金曜日

東京都現代美術館「メアリー・ブレア展」を観て♪

先日東京都現代美術館で今展示されている「メアリー・ブレア展」を観てきました♪
メアリー・ブレアの絵は2006年に「ディズニー・アート展」で見た時にすごく素敵で可愛いかったので、今回また原画を観れるなんてとても嬉しい展示です。
メアリー・ブレアはウォルト・ディズニーに色彩感覚と画面構成を高く評価され、ディズニーの映画作品でカラー・スタイリストや美術監督を勤めた人です。晩年はフリーランスのイラストレータ−として絵本や挿絵を手掛けました。
実際のディズニーの映画は彼女の絵を元にアニメとして誕生したことも展示で良く分かります。彼女の絵そのままがアニメとして使われることは無い訳ですが、実際のアニメを作る過程でこんなに素晴らしい絵を何点も描いたことに驚きました。

原画を観ると分かるのですが、本当に色が独特なんです。決して全体に明るい色を使っている訳ではなく、あえて明るさを引き出す為に暗い色を使ってるんですが、そのコンビネーションが絶妙なんですよね。また当時ではありえなかったような、新鮮な配色だったんだろうなと思います。
それと平面的に見える絵なのに、ものすごくその先に何かがあるようなワクワクするような構図だったり。
一つの絵を観ながら楽しくて色々なことを想像してしまいました♪
そして一つ一つが可愛い、何でこんなに可愛いんでしょう。
晩年の作品は少し不思議な絵やコラージュの絵もあるのですが、仕事として作品を意識していないせいなのか、とても自由で生き生きしているように感じました。

私が小さい頃絵本で読んだディズニーの「小さな家」の絵もあったんです、感激でした!
「小さな家」の絵本はせつなさとほろ苦さと最後のハッピーエンドまで、大好きで何度も何度も読んだのを覚えてます。今考えるとストーリーももちろんいいですが、ブレアの絵がそういった心理的な表現を絵から伝えてくれて心に響いたのだろうな〜と、改めて感じました♪

東京都現代美術館 「メアリー・ブレア展」〜10/4まで 公式ページ↓
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/98/


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